オープン・マーケティング

You are here

昨年、AcquiaはMartech大手のMauticを買収しました。これに伴いMauticでマーケティング担当VPを務めていたKatie Stavele氏がAcquiaに加わりましたがその際にオープン・マーケティングに関してまとまったブログを書き記しています。

 

そもそもマーケティングが「オープン」というのは、彼女の解釈によると「何も囲い込まない(havingno enclosing)」ということです。組織内の部門間の壁、ブランドと顧客の間の壁を打ち破るという意味です。

 

初対面の人と出会って、自己紹介をして、少し話をして別れたとしましょう。しばらくして同じ人に出会ったとして、相手が自分をまったく憶えていなかったとしたらどうでしょう。また自己紹介をして、何かについて話をして、また別れて、それからまたしばらくして再会したときにも自己紹介をしなければならなかったら。そんな相手に愛着を持てるはずかがありません。何回も、自分はこんなことに興味があるとか、ああいうことには興味がないと伝えたはずなのに、次に会ったときにはこちらの嗜好のことはもちろん、名前も年齢もすべて忘れられていたとしたら。

 

著者は顧客との関係を強化するために3つの原則に従っているそうです。

 

1.双方向の対話―――マーケティング担当者側の都合のよいタイミングに自分勝手なアプローチをしてもダメです。逆にいつでもお相手する準備が必要となります。

 

2.価値の交換―――大げさな言葉や画像ではなく、顧客にとって意味のある情報を分かりやすく届ける必要があります。感謝のメールやちょっとした割引など、小さなことでも構いません。

 

3.関心と感情の反映―――二回目に会った時に初対面のように振る舞わないという、人と人との関係性における基本的なことです。

 

顧客の体験をパーソナライズするために必要なツールは以下の5つだそうです。

 

1.セグメント化―――オーディエンスを細分化して、ターゲットを絞ったリストに基づいた活動を行います。

 

2.複数のチャネル―――ウェブ、メール、SNS、テキストメッセージなど、顧客が何らかのタッチポイントに居る時には、どこへでも到達できるようにしておきます。ただし、煩がられて敬遠されてはいけませんが。

 

3.動的コンテンツ―――過去のとの対話に基づいて提示するコンテンツを動的に変化させます。静止画ではなく動画という意味ではなく、顧客ごとに自動的に調整されて表示されるコンテンツのことです。

 

4.好み―――顧客の好みを直接聞いたり、行動から推測することで、顧客がコンテンツを受け取るためのの手段や場所、時期や頻度を選択することができます。

 

5.機械学習―――人工知能の一般化によって、メッセージをデバイスごとに変えたり、長さやフォーマットを調整することも自動化できるようになります。

 

 

これらを実行に移すに当たって、オープンな技術にはさまざまな利点があります。

 

1.柔軟であること

2.データの動きが自由であること

3.基本的なニーズに対する制約がないこと

 

オープンなプラットフォームの上に構築されたシステムは、構築した後に明らかになったニーズや、後から登場して瞬く間に人気が出た新技術などにも対応が容易です。DrupalもMauticも、オープンソースのコミュニティによって進化してきましたし、これからも進化を続けることでしょう。

 

 

<参考情報>