デジタルデモクラシー

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デジタルデモクラシーは、カリフォルニア州サン・ルイス・オビスポ郡にあるカリフォルニア・ポリテクニック工科大学の先端技術・公共政策研究所のプロジェクトです。この無料のオンライン・プラットフォームは、言うなれば地方自治体の公聴会のためのYouTubeのようなものです。 ボットが、国会議事堂での議員のすべての公式発言を記録し、顔認識ソフトウェアを使用して、話している人を追跡します。有権者は講演者や主題別に発言の記録を検索することができ、議員の財政的なつながりを知ることもできます。

 

デジタルデモクラシーのウェブサイトでは、州政府職員に関する重要なデータへの明確かつ分かりやすいアクセスが可能です。どのように議決権を行使したか、キャンペーンに金を寄付した人物、ロビイストとの関係、公聴会と証言のビデオ記録など。既存のDrupal 7プラットフォームはDrupal 8で再構築され、シングルステートアーキテクチャは、スケーラブルでリアルタイムのマルチステート、再ブランド化可能なソリューションに一新されました。

 

 

Drupal 8を選択する理由は次のとおりです:

 

● カスタムエンティティ:Drupal 7サイトでは、Drupal 7サイトでは、メインのデータウェアハウスからデータを一晩中かけてインポートしなければなりませんでしたが、Drupal 8ではデータベースが直結され、リアルタイムにデータを反映することができるようになりました。

● OOP(オブジェクト指向プログラミング)アーキテクチャ:Drupal 7の時代には、エンティティの構造は州の各機関によって微妙に異なっていました。Drupal 8では、クラスの拡張性が高く、オーバーライドも可能なため、コードの重複が激減し、将来的なカスタマイズもシンプルになりました。

● 構成管理 : Drupal 8の多くのCMI構成管理機能を活用することで、ディプロイメントが簡素化されると同時に、各地域での開発も簡便になりました。

 

 

 

プロジェクト要件:

 

● リアルタイムデータ/マルチ-ステイト:Drupal 7時代には、夜間に長時間のインポート処理が必要だったため、公聴会での発言記録の準備ができても、実際に提供するまでに時間がかかってしまっていました。このツールはカリフォルニア州向けの特別仕様だったので、ユーザーインタフェースもDrupal 7のコードベースそのものも、規模の拡大を念頭に設計されてはいませんでした。

● サイト検索:以前のサイトでは検索の一元化が求められてはいたものの、さまざまな種類のデータを検索対象にする必要がありました。そのため、既存の検索機能は、表示に一貫性がなく、ユーザーは検索を始める前に、まずページをいくつも移動しなければなりませんでした。

● レスポンシブデザイン:以前のサイトは、レスポンシブデザインでなく、モバイル・デバイスからの利用に適していなかったため、潜在的な訪問者を多数、遠ざけてしまっていました。新しいサイトでは、他の州での使用のため、カスタマイズ可能で、レスポンシブでアクセシブルなデザインが必要でした。

● ブランド:もう1つの大事な目標は、新しいサイトを他の支持団体や組織にも活用してもらえるような「ホワイト・ラベル」的なソリューションとして、拡張性の高いプラットフォーム上に構築することでした。

● 最高水準DevOps基準:以前のプラットフォームは、実装プロセスに長時間に渡る手作業が必要でしたから、品質保証やローカルでの開発が極めて困難でした。将来的な成長に向けては、ディプロイメントとテストを自動化した、堅牢なDevOpsプロセスが必要でした。

 

 

結果:

 

公聴会に参加しなくても、州の住民が州政府の関与できる、強力で拡張性のあるプラットフォームが完成しました。

 

● 外部データベースの統合:現在も、デジタルデモクラシーの開発者チームやデータアナリストたちは、公聴会の映像記録や速記録、分析データを独自スキーマのデータベースに格納しています。テーブルは100以上、行数は2万を超えています。技術アーキテクチャを包括的に見直した結果、Drupal 8の新サイトはこれら外部データベースのデータをシームレスに使うことができ、あたかもデータをローカルに保持しているかのように動作しています。

 

● 開発の容易さ:外部データをDrupal構造に変換することで、新しいデータプレゼンテーション、分析、ユーザーエクスペリエンスの開発が簡単になり、スタッフが開発に専念できるようになりました。

 

● DevOps/導入: CIツールのJenkins、Drupal 8 の構成管理、およびGitHubを利用することで、QA / Dev / 製造環境の出プロ医面とが3分に短縮されました。コードベースに組み込まれたDockerおよびDrupalVM環境は、どのプラットフォームでもローカル開発が可能です。

 

● ユーザーインターフェース: KSSノードスタイルガイド、コンポーネントライブラリデザイン、およびマルチステートとサイトタイプを認識するテンプレートオーバーライド機能を利用して、Zenモジュールに基づく新しいレスポンシブテーマが作成されました。

 

● スケーラビリティ: Drupal 8プラットフォームへの変換によって、リアルタイムデータが可能となり、拡張性は極限まで高まりましが、長時間のインポートプロセスを排除することができました。視覚的要素に対する個別のオーバーライドを含む、任意の数の州をサポートする手段を提供できる単一のコードベースが完成しました。これらの変更により、安定した、保守性の高いなコードベースができたのです。

 

● サーチ: ファセット検索にApache Solrを活用することで、複合フィルタリングと高度なテキスト検索機能によりユーザーエクスペリエンスが大幅に改良されました。単一の検索ボックスを使用して、議案、公聴会、スピーカー、委員会、および組織に対する検索結果を同時に提供する、サイト全体にわたる強力な検索オートコンプリートシステムを開発することができました。

 

● ホワイトラベル/アクションセンター: サイト管理者には、訪問者がどのようなコンテンツを見るかを完全に制御できるほか、キャンペーンを作成して特定の法案に集中できる「アクションセンター」を提供します。管理者によって設定された公聴会、ダウンロード、および他の共有可能なビデオクリップを提供することで、視聴者向けのキャンペーンとメッセージを強化することが可能となりました。

 

参照サイト:

Digital Democracy Redesign - Drupal 8

Digital Democarcy

Drupal-Digital Democracy